屋根の塗装でまず気になるのは「どんな色にしよう…」という悩み。
塗装屋さんに相談するも「遮熱はこの色!」とか、「耐候性を考えるならこの色!」と色を指定されることがあり、結局どんな色が良いか悩んでしまいますよね。屋根の材質、メーカー、カラーバリエーション、機能性など重視するポイントはそれぞれですが、やっぱり自分の好みの色を選びたい。
そこで今回は、屋根の塗装で失敗しない色の選び方をご紹介。
劣化のしにくい色や遮熱性のある色など詳しくご説明しますので、屋根の色選びで迷っている方や、失敗したくない方はぜひ読んでみてください。
退色しにくい色は黒・茶系
屋根と外壁を塗装する際に、「屋根は暗めの色で外壁は明るい色」を選ぶ方は多いです。
理由として、外壁は毎日家から出たり入ったりするときに目に触れますが、屋根は高いところにあるので、なかなか直接見る機会は少ないですよね。
そのため、屋根は機能性で選ぶ方が多く暗めの色が人気となっています。
そのため、屋根は機能性で選ぶ方が多く、暗めの色が人気となっています。
黒系や茶系が人気理由は、紫外線の影響受けにくく劣化に強い色となります。
退色しやすい色は鮮やかな色
一方で、紫外線による劣化を受けやすい色は、原色で鮮やかな色です。
例えば、赤・黄・青・緑などの色は、紫外線の影響を受けやすく、退色するスピードが速いとされています。
一方で退色のしにくい色は、白色、黒色、黄土色、茶色などの色です。
住宅の屋根で黒色が多いのは、退色のしにくい色を使っているため人気の色となっています。
塗装屋さんから遮熱塗料を勧められたら?
そもそも遮熱塗料とは、屋根に当たる紫外線を反射させる塗料のこと。
遮熱塗料の効果は大きく分けて2つあります。
①熱の元となる赤外線を反射させ室内の温度を下げる
②劣化の原因である紫外線を反射させ塗料の劣化を防ぐ
屋根に使うには効果的な塗料ですので、選択肢に入れておきましょう。
遮熱効果は色によって異なる
塗装屋さんからおすすめの塗料として「遮熱塗料」を勧められた場合、遮熱塗料は、色によって反射率が変わります。
特に反射率が高いのは白やグレー、ベージュなどの色です。
メタリック系の色(シルバー)は反射率が高く遮熱効果は抜群です。
しかし青のメタリック系の色味は反射率は高いですが、劣化はしやすいので青色を検討している方は塗装屋さんへ相談してみましょう。
逆に、黒系、茶色系など暗めの色は反射率が低く、遮熱塗料から選ぶメリットは少ないです。
遮熱塗料から選ぶ場合には、明るめの反射率の高い色から選択することをオススメします。
自分の希望の色にしたい場合
どうしても赤い屋根にしたい!とか、緑の屋根が良い!と思う方もいると思います。
希望の色があると他の色を塗っても、せっかくのお家を好きになれないですよね。
でも安くない塗装の費用を考えると、退色のしにくい色や遮熱効果のある色と悩ましいところ。
そんな時は、塗装屋さんに相談してみましょう。
例えば、赤にも退色の早い赤色と太陽の影響を受けにくい赤と存在します。
塗装屋さんは、同じ赤でも色味を変えることで屋根の塗装にベストな色を教えてくれます。
多少は希望の色とは異なるかもしれませんが、近しい色であれば納得できる色かもしれません。
せっかく塗装するならご自身が満足できる色を選んでみてください。
カラーシミュレーションで色を再現
塗装屋さんによっては、「カラーシミュレーション」という屋根と外壁の色をデータで変更して施工前にイメージできるようなものも用意しています。
ご希望の屋根と壁の色を伝え、お家の写真を提供すれば、色味を変更した家の写真を楽しむことができます。
また、有料のものと無料のものがありますが、大体は無料が多いです。
塗装屋さんに頼まなくても、ご自身でカラーシミュレーションができるサイトを「さくら外壁塗装店が無料で提供しています。
このように、無料でできるところもいくつかありますので、検索してみてください。
塗装の色選びはこれで不安無し!
それでは上記の内容を踏まえて、色選びで失敗しない色をまとめます。
退色しやすい色 | 赤・黄・青・緑などの鮮やかな色 |
退色しにくい色 | 黒・白・茶などの無機質な色 |
遮熱効果のある色 | グレー・白・青・メタリック系の色 |
希望の色がある場合 | 近しい色で劣化に強い色を相談 |
このような情報を最初にもっておくことで、屋根塗装の色選びで失敗せず満足のできる屋根に変化します。
屋根塗装を考えている方は、色によって影響があることを忘れずに、色選びの参考にしてみてください。